新しいバラ
ここしばらく続くお天気で、ちょっとずつ花数が増えているビオラのペニーオレンジジャンプアップ。
自分ではあまり買うことのない色合いのお花だったので気づかなかったのですが、私がとても好きな(でも絶対真似できないので、写真をながめて楽しむだけの)難波光江さん著『花咲くポタジェの庭』でもあちこちに登場していました。そうか、色合わせ上級者向けのオシャレアイテムだったのか。(←そうなのか?)
我が家のオレンジジャンプアップは、これからどんな表情を見せてくれるのか楽しみになってきました。
新しいバラさんをお迎えしました
去年の私の誕生日に夫がプレゼントしてくれたのが、HTのインリッチでした。
今年はいくつかほしい品種をあらかじめ伝えてその中から一つプレゼントをお願いをしていたのですが、先日、姫野ばら園さんからマダム・アルディが届きました!
なんと、ものすごくりっぱな長尺苗です!一本も枝が折れることなく丁寧に段ボールに詰め込まれていました。
香りと雰囲気が大好きなマダム・アルディは以前新苗から1年ほど育てていたのですが、がん腫にかかり、夏の暑さにやられて枯れてしまったので、いつか改めてお迎えしたいと思っていたのでした。今度こそ大切に長く育てていきたいです。
来年の開花が楽しみ!
その他のニューフェイス
前出の難波光江さんの本を読むうちに秋のダリアもいいなあと思い始め、お買い得品でひと鉢買ってしまったよ。
めっちゃはではで!
庭仕事の記録
エボルブルス2鉢を切り詰めて、室内に取り込みました。
これで3回目の冬越しです。今回もがんばれ!
地面を占拠しまくるいちごを一部整備しました。何株かはすでにプランターに鉢上げ済みだけど、増えすぎて大部分は地面のまま...とりあえず腐葉土を敷いておきました。来年はどうなってるんだろう??
今年の秋のバラ
ハロウィンの日に来客があったので、ハロウィンをちょっと意識した色の組み合わせを花瓶に投入してみました。あかむらさき、あおむらさき、オレンジ、きいろ。
カラフルなトウガラシは、夫の育てているトウガラシコレクションからひと枝借りました。「実は食べるから」と後日、実だけ回収されていました。
先日出かけた京阪園芸で購入したスイートチャリオット。前も育てていましたが真夏のハダニ被害で枯らしてしまったんですよね。また買えてよかった、かわいい!
レイニーブルー
今年の秋も小さめのお花です。10月後半から、とぎれることなく毎日1、2輪咲き続けているような感じです。
小さめでもじゅうぶんかわいいお花なので個人的には満足しています。
ただ、秋以降、新葉を出させる意味でももっと多めに肥料をあげてもよかったかもしれません。
レイニーブルーは相変わらず黒点病が続いています。いちど、夏に葉っぱを全部落としてから秋に新葉が出て多少回復しましたが、梅雨から晩秋にかけて常に黒点病が出ています。
来年は置き場所を変える、米ぬかをまいてみるなど、もっと対策をしないといけないですね。冬剪定時には、リセットの意味を込めて消毒するのがよさそう。
シャトードゥシュベルニー
この秋のシャトードゥシュベルニーは、春よりもおおらかなゆるい巻きで咲いています。水切れのせいであまり咲かせられなかった去年の秋と比べると、花の数は格段に増えました。
気温の影響なのか、赤みの強いお花が咲くことも。
シャトードゥシュベルニーは樹勢も落ちずぱっと見て健康に見えますが、やはり下葉に黒点病が出てきています。ただ雨ざらしでまったくの無農薬でこの程度なら、十分育てやすいと思います。
来年もこの場所で育てていこうっと。
アンブリッジローズ
アンブリッジローズの秋のお花第一弾は9月後半の早すぎるタイミングで見頃を迎えてしまい、いまは秋バラ第二弾のつぼみが育っているところです。夏剪定が浅すぎたということですね。というか、今年はちゃんと夏剪定やったっけ??
このお花は、第一弾と第二弾の間のタイミングで一輪だけ咲いたものです。
うなじもまた美しい。
グロワールドゥディジョンルージュ
秋は咲かないと勘違いして夏剪定しなかった結果、ほとんどの枝がやすやすとテラスの天井につくほど伸びました。成長力すごいなー。
枝がとてもしなやかなので、来年の春はこのグリーンカーテン用ネットに枝を誘引して、期間限定でバラのスクリーンにできないかな?と画策しています。
とてもかわいい。。
こんなのが一面スクリーン状に咲いたらすごくいい。
今年の秋は、バラたちへの施肥がちょっと足りてなかったかもしれません。夏から秋の変わり目に水やりの頻度を変えるとか、施肥量を変えるとか、切り替えのタイミングや量がけっこうむずかしく感じるので、今年は施肥量を控えめにしてしまったように思います。
手間ではあるけど、液肥をこまめにあげたりして栄養補給してあげればよかったかなあ。
あと、これまで黒点病が出ていなかった鉢にも黒点が出始めたりと、一年の疲れみたいなのを感じます。この庭の環境で、いかに植物たちに気持ちよく過ごしてもらうかも、来年の課題です。
そろそろバラの土やら鉢やら冬剪定に備えて考えないと!ついにオベリスクも買っちゃおうかな??
バラ以外
クレマチス’ロマンチカ’。
ミニコチョウランの’ブルースター’は2ヶ月ほどずっと咲き続けています。
母の誕生日に同じ品種をネット通販でプレゼントしたら、花を長く楽しめるのでとても喜ばれました。
ひらかたパークと京阪園芸へおでかけ
関西に引っ越してきたからには、ガーデニング好きとして一度は行ってみたかったのがひらかたパークのローズガーデンと京阪園芸。これまでなかなかバラのシーズンに行く時間を作れずにいたのですが、この週末でやっと行くことができました!
まずはひらかたパークへ
ローズガーデンはひらかたパーク内にあるため、入場料を払って入園する必要があります。
パーク内はコロナ対策もされつつファミリー層でほどよく賑わっていましたが、広いローズガーデンには私たちのように「バラだけ楽しみにきた」というような雰囲気のお客さんも多く見られました。
「モダンローズガーデン」と「オールドローズガーデン」のふたつのエリアに分けられ、現在は約600種4000株のバラが栽培されているそうです。
モダンローズガーデンには「有名人の名前がついたバラを集めたコーナー」や「香りのよいバラを集めたコーナー」などがありましたが、せっかくひらパーに来たからには、京阪園芸作出や関西ゆかりの品種をじっくり楽しまないといけませんね!
伏見 京阪園芸 1987
ブラック ティ 京阪園芸 1973
(風が強くて、ピントが合わない!)
天津乙女 寺西菊雄 1960年
絵日傘 京阪園芸 1974年
令和の時代になっても昭和のハイブリッド・ティーはぜんぜん色あせず、むしろ色の新鮮みがすてき!と思えてきます。
2000年代以降の新しい品種もたくさん。
みやこ Rose Farm Keiji 2007
りくほたる Rose Farm Keiji 2013
香りもよい美人さんです。
あおい Rose Farm Keiji 2008
オールドローズガーデンでは秋でもチャイナ系がはなやかに咲いていました。
モエッシイ ローズ 野生種
迫力のある超個性的な花形!これが野生種とは。。
モエッシイ ローズのつぼみ
ローズヒップまで個性的。ハリセンボンみたい。
赤肝紅心(ツダンホンシン) チャイナ
香粉蓮(コウフンレン) 1854 ティ
落ち着く色あいでとっても好みです〜。
おとなりの京阪園芸へ
ひらかたパークを出て徒歩5分ほど、京阪線の線路をまたいだすぐ反対側に京阪園芸があります。
ひらかたパークも京阪園芸も、京都・大阪をむすぶ京阪電鉄の系列会社なんですね。関東でいう京成電鉄と京成バラ園芸の関係みたいな感じかな。
京阪園芸のエントランスガーデンは、怒涛の「たまき」「フィネス」「小春」推し。これぜんぶ商品ていうのがすごい...!
ゆったりくつろげる雰囲気の店内。ベンチに座って、ついつい長居してしまいたくなります。
バラは、京阪園芸の品種だけでなく、各社の新しい品種や人気品種がしっかり揃っている印象でした。おしゃれなお花やカラーリーフ、秋植えの球根類などもたくさん。
気になるF&Gローズがあったらお持ち帰りできればと思っていましたが、気づいたらミニバラ2種を買って帰っていました。
定番の「あおい」か「いおり」があったら欲しかった〜。
秋の庭仕事まとめ
クレマチス’ロマンチカ’が咲きました。
いま咲いているのは、ロマンチカとエボルブルス、そして庭のはじっこのガラニチカが少しだけ。なんともシブい色味のお花が揃ってしまっていました。今後のお庭のカラースキームに、大いに改善の余地あり、です。
小さな庭のある物件に引っ越してから半年ちょっと、季節ごとの日照条件などを把握するためにまずは思いつくままに植物を植えて様子をみてきました。
長かった梅雨や、酷暑の影響ですぐだめになってしまった植物も多くありましたが、こちらの予想を超えるタフさで適応してくれたものもいくつもありました。そうした植物を軸に、来年はどんな庭にしたいか計画していきたいな〜と思っています。
カレル・チャペックさんが『園芸家の一年』で言っているように、「計画を立てること」がガーデニングで一番楽しかったりするんですよね。現実はなかなか思い通りにならないことも多いですから。うーん、初心者からレベルアップしたい。
花壇の整備と種まき
花壇①:ミックスフラワー花壇予定地
写真上方の波板で囲ってある部分にクレマチス’ロマンチカ’、その直下にベロニカ’クレーターレイクブルー’を植え、写真中央より下方にはキンセンカの種、ミックスフラワーシードをすじまきしておきました。
花壇の左側には深い穴を掘り、ノーマルなテッポウユリの白と、「巨大輪鉄砲百合’カリ’」という新しく購入したうすピンク色のやつを植えました。
ノーマルなテッポウユリの球根は、別の場所から掘り起こしてお引越しさせたものになります。親球根?に、3つのかわいらしい子球根のおまけがついていました。さらに、植えたものの今年は発芽しなかった球根も、小さなかけらになりながら土の中で生き延びていたようです。球根って本当にたくましいな!
クレマチス’ロマンチカ’は夏の間、地面に直接鉢を置いておいたらしっかりと根付いてしまったので、しかたなく引き剥がして地植えすることにしました。
直根性のクレマチスは根が傷つくのが苦手だそうで、地面から鉢を引き剥がす際に根っこを相当切ってしまったのを心配していたのですが、まったく問題なかったようです。地植えして一ヶ月ほど経った現在、元気に花を咲かせてくれました。
花壇②:ポタジェ予定地
今のところ、ルリタマアザミ(地面に鉢ごと突っ込んである)、ツルバキア、こぼれ種のナスタチウム、まだ実をつけ続けるナスがいます。ナスはいつ処分しよう。。この一角は、ナスの処分を保留しているためなかなか対応が進まずにいます。
とりあえず雑草をとったり堆肥をすき込んだりして整地したところ、野生のイタチにあちこち掘り返されてしまいました。(この写真は、掘り返される前の状態です。)大阪って、野生のイタチがでるのか...種を直まきしてなくてよかったな...
ニンジンやビーツは直まきするのが普通かと思いますが、試しにポットで育ててたおかげで難を逃れることができました。
ちなみに、レタスの種は惨敗でした。
春の寄せ植えづくり
今年もチューリップのダブルデッカー植えを作ってみました。
今回は白のビオラ、アリッサム、ホームセンターで売っていたチューリップ10球3色セットがメインです。
チューリップの内訳は、Foxtrot×4(ピンク色八重の早咲き)、Mount Tacoma×3(白色八重の遅咲き)、Royal Acres×3(紫色八重の早咲き)でした。セット売りされてるから咲くタイミングも3種同じなのかと思いきや、そうでもないのが気になります。セット売りの意味とは...
去年植えたピンクのチューリップの球根も掘り上げてネットに入れ保管していたのですが、虫に食われて干からびてしまっていました。この生き残った球根は、果たしてチューリップか、それともスイセン?この謎の球根も、寄せ植えに追加です。
夫が選んでくれたバイカラーのビオラは単色で楽しみたいと思い(というか、色の組み合わせが思いつかなかった)、大きな鉢にゆったりと一株植えてみました。
お花いっぱいな来年を夢見て、着々と作業あるのみです。
美山町へ小旅行、そしてハーブ園
隣県に住むいとこ夫婦に誘ってもらい、京都の美山町へ一泊二日の小旅行へ行きました。私にとって、これが今年初めての旅行に。
今回はタイミング的にGoToキャンペーンの適用があったのはラッキーでした。
また宿泊先は一棟貸しの茅葺き屋根のお家で、ゆったり安心して過ごすことができたのが良かったです。
一泊で、しかもごはんは自分たちで作らないといけないのでちょっとばたばたしてしまいましたが、みんなで協力して準備も楽しみつつ過ごしました。
夜のBBQでは各自が得意メニューを調理です。私はパセリとカレーパウダーを効かせたスパイシーなハンバーグのホイル焼きを作り、夫はさらに気合いをいれて、見た目にも本格的な串焼きを作成していました。。いとこたちはおいしいアヒージョやスープ、サラダなど短時間で何品も作ってくれ、手際のよさを見習いたいなあと思いました。
朝ごはんも自分たちで食べたいものを、好きなだけ作って食べて。
ふわふわオムレツを作ったら、評判が良かったのがうれしかったです。日頃、自分が美味しく食べるためだけにオムレツ作りを鍛えておいてよかった〜(笑)
あいにく滞在中は常に雨が降ったりやんだりでしたが、霧雨の降る早朝の静かな雰囲気もとても良かったです。もう少しゆっくりできたら、このテラスで延々と本を読んだりして過ごしたかったな。
このすてきな宿をチェックアウトした後は、道の駅で現地の食材を見たり、「かやぶきの里」という茅葺屋根の民家の立ち並ぶ集落を散策したりしました。
最後に連れて行ってもらったのが、「はーばりすとくらぶ・美山」というハーブ園。
オーナーの方が膨大なハーブの知識をお持ちということで有名なハーブ園なんだそう。それを知らずに、いらっしゃったオーナーさんに「バラに合う植物を探している」とざっくり相談してみたところ、何種類もコンパニオンプランツを紹介してくださいました。
その中でもピンクのニラに似た、より大きな花を長期間つけるツルバキアという植物がおすすめということで、こちらしっかり購入させていただきました。ニラの香りがセンチュウ類を遠ざけ、抗菌作用があり、混植しても肥料を取り合わず、花や新芽は食べられるというスーパーな植物だそうで、バラと一緒に植えるにはもってこいとのこと。
バラの鉢替えのときに一緒に植えてみて、効果を試してみたいです。
そのほかにも、育てやすく丈夫だと太鼓判をもらったベロニカ’クレーターレイクブルー’も購入。来年、バラと一緒に咲いてくれるかな?
ここでは夏の暑さにも冬の寒さにも耐えられる「関西版」のハーブのラインナップを豊富に取り揃えているそうなので、4〜6月のハイシーズンにまた行かねば!
美山町へのおでかけは、大満足でした。
ステファニーさん、コガネムシに食われる
8/22のステファニーグッテンベルク。
暑さのせいかと思っていたのですが、いま写真を見返すと、この頃から調子悪そうだなあ。
8月末の軽い夏剪定後、新葉も出さずずっと沈黙を続けていたステファニーさん。
ここ何日かは下葉の黄変などの明らかな症状も出ていて、これはどう考えてもコガネムシがいるだろうとは思っていたのですが、なかなか手が回らず、今日ようやく手当をすることができました。
2年間愛用し続けている8号スリット鉢から引っこ抜いてみると、鉢土の上半分ほどしか根がありませんでした。調子がいいときは、冬の土替えでも底の方まで根っこぎっしりなのに。
根を水で洗い流すと、白根がほぼ完食されている状態でした。ステファニーさん、いままで放っておいてごめんよ。でも、根っこにこぶが見つからなかったのは不幸中の幸いかも。
※次の写真には、コガネムシの幼虫がごろごろしていますので、苦手な方はご注意ください。
鉢土を広げてよく見てみたところ、通常のコガネムシの幼虫の2倍サイズの特大幼虫3匹が見つかりました。うわー、大きすぎてびっくりした。受け皿に入れといたら、喧嘩しだしてるし、どれだけ活きがいいんだ。。
別の鉢の表土から捕獲した通常サイズの幼虫と、それから余った古い米も一緒に受け皿に入れておいたので、庭に置いて鳥に食べてもらおうと思います。
白根がほとんど残っていない状態なので、6号鉢にサイズダウンし、家にあった赤玉土メインに腐葉土とバラの土少しをブレンドして植え直してみました。そしていまさらながら、なにかのおまけでもらったココヤシマットも敷いておきました。
植え替え後、さらに枝を全体的に切り詰めておきました。
洗濯中のタオルケットが背景代わりに....(でも枝ぶりが見やすい。)
ひととおり作業を終えてから愛読書の鈴木満男先生のテキストを確認したところ、根っこの弱ったバラを植え替えるときは赤玉土主体で、1割ほどピートモスを入れてもいいが、それ以外の有機物は入れない、と記載がありました。
さすがに肥料は入れなかったけど、有機物(腐葉土)は普通に入れちゃった。ようすを見て回復が遅ければ、赤玉土だけに植え替えることにします。まあ、これまで有機物たっぷりの鉢土に植わってたわけだし、そこまで気にしなくてもいいのかな?
今回は初めてコガネムシ被害の対応をしましたが、日頃から先達のガーデニングブロガーさんたちの記事を見ていたおかげであまり慌てず冷静に対処できたような気がします。
コガネムシたちとの付き合いにはこれからも悩まされ続けそうですが、なんとか乗り切っていきたいところです。
さいごに今後の備忘録として、今回でた症状の写真を記録しておきたいと思います。
コガネムシにやられると出てくるという、特徴的なV字型の枯れ込み。
葉の表と裏両方に現れた、不定形の細かい黒いシミ。
剪定後、新葉はほとんど出ず、出たとしても貧弱な白化した葉っぱのみ。
他にもコガネムシがいそうな、またはすでに表土で何匹も確認して捕獲している鉢があるので、時間ができしだい対応していかなければ。。
↓ステファニーさんの根っこが元気だった頃。