あさがお にっき

小さな庭の記録や、日々のこと

冬の帰省

母が手術のためしばらく入院することになりました。母の見舞いとその間一人で過ごす父の家事手伝いのため、母の退院日前後で短期間の帰省をしてきました。

地元は、12月の寒波でどっと積もった雪が市中のあちこちで山のように積み上がっていました。先月の寒波は、除雪作業が大変だったんだろうな...雪景色は自分にとってはお馴染みの光景ではあるけれど、今回の帰省の理由が理由なだけに、ここで両親が年老いていくと考えるとうっすらとした不安を感じます。でも、みんななんとかしているんだよね。

家に着くと、意外にもキッチンやリビングは汚れていなくて、母が入院前に徹底的に掃除したのがそのままになっているという感じでした。父に聞くと、できるだけ部屋やキッチンを汚さないようひっそりと過ごしていたとのこと。家事や料理ができないと、そういう考え方になるのか...庭で採れたレモンや、宅配で取っている無農薬野菜をカバンに詰めて帰省していたので、食事のメニューにサラダや具沢山みそ汁を追加したところ大いに喜んでもらえました。うう、父の方も心配すぎるだろ。

母は無事に手術を終え、予定通りの日に退院することができました。退院日当日、父と二人でスーパーで買ったチューリップとスイートピーの花束で、退院してきた母をささやかにお迎え。母の退院後は、とにかく傷の治りが早まるようにと、野菜多めのメニューに肉類の主菜を加え、タンパク質もしっかり摂れる食事を3食用意しました。ふだん家事や料理をしてもらえることが少ない母もとても喜んでくれました。うふふ、あのめんどくさがりやで実家にいた頃は家事を全然手伝わなかった娘が、けっこうちゃんとできるようになって、びっくりしたでしょ?と、心の中でニヤニヤする。

短い帰省ののち、数日ぶりに出社して上司にお土産を渡しました。上司に「帰省してたの?」と聞かれたので「はい、ちょっと親孝行してきました」と返答。親孝行したいと思えるときに両親がいてくれて嬉しい。自分でもちゃんと役に立てることがあるのが嬉しい。ちょっぴり、一人前になったような誇らしい気持ちになっちゃったりして。