あさがお にっき

小さな庭の記録や、日々のこと

団粒化でよろこぶ

f:id:asagao-nikki:20211016153241j:image

約1年半にわたりレイニーブルーを無農薬で雨ざらしにした私が出した結論:やっぱり無理!(そりゃそうだ)

今年も梅雨以降、ひどい黒点病で常につんつるてん状態にさせてしまっていたのが、軒下に置いて雨に当てずにいたら1〜2ヶ月ほどで全体的にイキイキしてきました。今まで無理させてごめんよ〜。また咲いてくれて、ありがとう。レイニーブルーは今後も軒下の住人となること決定です。


f:id:asagao-nikki:20211016153228j:image

関西はこれまでずっと日中暑かったのが、この週末で一気に季節が進みそうです。

今日はこのエリアを少し整理しました。(ごちゃごちゃして見えますが、これでも整理後の写真です...!)雑草取りや枯れかけた植物の撤去、鉢の並びも少し変えてみたり。久しぶりのちゃんとした土いじりです。

色々大きな鉢をドーンと載せてしまっていますが、ここはいちおう花壇のつもり。というか、春までは花壇でした。夏場に色々枯れてしまいスペースが空くので、結局鉢を置くスペースになるという。土壌中にはネコブセンチュウがはびこっているので、ダリアなど大切に育てている植物は地植えにできません。

多くの宅地の庭土と同じく、我が家の庭も有機質の少ないパサパサの真砂土で、そのままでは栄養分が少なく地植えのガーデニングには向いていません。その上ネコブセンチュウがはびこる、あまりよくない土壌かもしれません。

ここに越してきて1年半ちょっと、花壇にしている場所には冬場に腐葉土や牛糞堆肥、段ボールコンポストをすき込むほか、撤去した植物はマルチングとして細かく刻んで表土にうっすら敷き詰めたり、通路部分はグランドカバープランツで覆うなどして、有機物の投入と表土の保湿を心がけてきました。


f:id:asagao-nikki:20211016153234j:image

そうした地味〜〜な積み重ねの結果か、ついに一部の花壇表面の土が団粒化してきました。

土の団粒構造。虫たちや小さな微生物たちの活動によって土がそぼろ状に固まることで、通気性がよく、水はけと水保ちの両方にすぐれ、植物の育ちやすい土壌環境ができると言われています。まさにそれがうっすらとできはじめた感じです。小さな庭で、小さな小さな命のサイクルが回り始めているようで、何だかうれしい。

スコップでこの辺りをちょっと掘り返すとまるまるしたハナムグリのお子様がゴロゴロ出てきました。ハナムグリの幼虫は、腐植質を餌としていますね。きみたち、いい仕事してるね〜。

きっとバラを食い荒らすコガネムシだって、ハバチだって、なんなら大嫌いなナメクジだって、生きて、食べてうんちをして、死んで、土壌が肥沃になっていくことに少しずつ貢献しているんだろうな。などと小さな庭から思いを馳せてみます。


f:id:asagao-nikki:20211016153236j:image

巨大輪テッポウユリの株元にできた木子?を発見。試しに植えてみよう。


f:id:asagao-nikki:20211016153231j:image
温州みかんももうそろそろ!